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2023.03.8
こだわる人の屋根編2〜金属板葺き、化粧スレート〜
瓦にない魅力、金属板葺き、化粧スレートとは?
前回は瓦とアスファルトシングル材のお話でしたが、その他に様々な屋根施工があります。その中でも金属板葺き、化粧スレートについてまとめていきたいと思います。
金属板葺きとは?
金属板には、亜鉛メッキ鋼板(トタン)、ガルバリウム鋼板、アルミ、最近では、銅、ステンレス、チタンなどが使用される。一般住宅ではガルバリウム鋼板、アルミが多く使用されている。
特徴
・軽量なので家に対する負荷が低い。
・安価なのにある程度の衝撃性が強いことが最大のメリット。
・加工しやすいことなどから多様なデザインの商品があるため、意匠性が高い。
・一文字葺き、瓦棒葺き、横葺きなど、様々な葺き方がある。
・遮音性や断熱性が劣っている。
・塩害に弱い。
用途に合わせた金属素材
・一番人気で意匠性とコスト性なら「ガルバリウム鋼板」
・軽量で劣化しにくい「アルミ」
・耐候性の高い「ステンレス」
・圧倒的な耐久性能「チタン」
・サビへの耐久が強い「銅板」
・圧倒的に安い「トタン」
メンテナンス方法
・環境に左右されやすい金属板材ですが、10年から20年の長い間には塗装が必要
メンテナンス不足で起こる不具合
・塗膜の剥がれ、サビの発生の長期放置により穴が空き、雨漏りにつながる。
耐用年数
・15年〜25年です。
化粧スレートとは?
一般住宅でも使われる屋根材のひとつで、セメントを固めてできた薄い板状の素材です。
特徴
・コストが安い。
・軽量で住宅の負担が低い。
・施工性も良いが、踏むと割れてしまうぐらいの耐久性。
・ひび割れが起こりやすい。
メンテナンス方法
・10年後には塗り替えが必要です。
メンテナンス不足で起こる不具合
・メンテナンスを怠ると、艶、塗装がなくなり、割れや苔が生えて、雨漏りに繋がります。
耐用年数
・小まめな塗替えをしないと、25年〜30年で葺き替えが必要になります。
まとめ
2回にわたって屋根の基礎知識についてお送りしました。
屋根は普段生活している中でなかなか見ることが出来ない場所なので、長期間放っておくといつの間にか雨漏りが起きてしまいます。
耐久性の高い瓦でも、他の屋根材でも、定期的な点検とメンテナンスをおすすめします!
木ノ香Houseはこだわる方を応援しております!
是非、ご参考になさって下さい!